白泉社、柳原望「まるいち的風景」の文庫版を15日に発売〜家庭用ロボットが 実在する世界を描いたハートフルROBOストーリー |
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白泉社、柳原望「まるいち的風景」の文庫版を15日に発売
〜家庭用ロボットが実在する世界を描いたハートフルROBOストーリー
「まるいち的風景」1巻(写真左:ISBN 978-4-592-88535-1)と2巻(ISBN 978-4-592-88536-8)
株式会社白泉社は、柳原望の描く漫画作品「まるいち的風景」の文庫版を7月15日に発売する。全2巻で、価格は各800円。
「まるいち的風景」は架空の総合家電メーカー・KAMATAが開発した、「行動トレース型家庭用ロボット・まるいち」を中心に展開するハートフルROBOストーリー。言葉をしゃべらないまるいちと、それに触れる人々の心の姿を映し出す。1995年に最初のエピソード「機械仕掛けの伝言」が発表されて以来、少女漫画誌「LaLa」および「LaLaDX」を中心に作品が掲載され、単行本は花とゆめコミックス版で全4巻が刊行されていた。
1996年のホンダ「P3」発表、1999年のソニー「AIBO」発表にやや先駆けて家庭用ロボットを描いた作品。まるいちは「行動トレース方式」と呼ばれる、限定的なコミュニケーション能力しか持たないロボットとして描かれる。こうしたロボットのつたない姿が返ってリアリティを生み、「家庭用ロボット」のあり方を興味深く描いた作品となり、少女まんがファンだけでなく、SFファンやロボット開発者らの間でも話題となった。
今回の文庫版は、単行本未収録作品や、2000年にTIME誌アジア版のロボット特集に書き下ろししたショート、2004年の第43回日本SF大会「G-con」のプログラムに寄稿した短編なども収録した完全版とされている。
■URL
白泉社
http://www.hakusensha.co.jp/白泉社、柳原望「まるいち的風景」の文庫版を15日に発売〜家庭用ロボットが実在する世界を描いたハートフルROBOストーリー
投稿者 ceifb4 | 返信 (0) | トラックバック (0)